上海協力機構のモンゴルでの対テロ軍事演習とウクライナの真相
内モンゴルとウクライナで何やらきな臭い事が起こっているようです・・・
「ザ・ボイス そこまで言うか」 8月25日放送分(勝谷誠彦氏)
上海協力機構が内モンゴルで対テロ軍事演習
中国やロシア等で構成される上海協力機構。
その大規模な対テロ軍事演習が、8月24日に中国の内モンゴル自治区で開催されました。
(上記の音声で8:55~)
この件について勝谷氏の解説は・・・
- 中国はチベットやウイグル自治区での暴動に続いて、内モンゴルでの暴動・テロを警戒している
- 現在、中国が版図として目指しているのは清が支配し領域。但し、清は漢民族ではなくてモンゴル系の民族が支配した王朝であるため、これにかなりのコンプレックスを抱いている
- ロシアもモンゴルへの影響力を強めたい(その為、軍事演習に参加)
そう言えば、内モンゴル自治区での暴動ってあまり聞いたことがないですね。
何かあった場合、モンゴルに逃げれば良いと言う精神的な余裕があるからかもしれませんが・・・
ウクライナの真相
勝谷氏が東ウクライナの最前線に突撃レポートをしたみたいです。
貴重なので是非聴いてみてください。(上記の音声で12:22~)
現地から帰ってきた勝谷氏のウクライナ情勢の解説は・・・
- ウクライナ軍は装備は圧倒的だが練度が低い
遠くから重火器で建物を攻撃するのみで、しかも命中精度が悪いため他の建物も壊している - 親露派の武装勢力は、孤児院や保育園、病院などの子供が集まる場所に立てこもり、危なくなると退避を繰り返している
ウクライナ軍に建物を壊させて、人心を親露派側に移すのが狙い
(ウクライナ軍の練度が低いため、建物を保存したまま銃撃戦で親露派を攻撃できないとの事) - 親露派の人心誘導策は一定の効果をあげており、東ウクライナで親露派になびく人が増えている
- 親露派の武装勢力とは、ロシアの特殊部隊ではないかと推測
ここから透けて見えるロシアの狙いとは、「東ウクライナの高度な自治が実現するまで内戦状態を継続する」って事でしょうね。
つまり、ロシアはクリミアの時のような電撃作戦ではなくて、東ウクライナ戦略をある程度腰を据えた長期戦として考えているようです。
東ウクライナの事態収拾は、もう少し長引きそうですね・・・