集団的自衛権の閣議決定を黙認した韓国が反対できない3つの理由
政府は7月1日に集団的自衛権の行使容認を閣議決定しました。
「安倍首相のやること全てに反対」の韓国でしたが、集団的自衛権については歯切れが悪く、ずらした批判に終始して事実上黙認する形をとりました。
では、なぜ韓国は反対できなかったのか。
当たり前の理由からちょっと意外なものまで、今回は3つの理由を取り上げたいと思います。
韓国が集団的自衛権に反対できない3つの理由
集団的自衛権の行使容認について、一部の韓国メディアでは批判記事を掲載しています。
その主な主張としては、「東アジアの緊張状態を高める」とか「過去の侵略戦争の反省を忘れた」といった内容で、想定の範囲内といったところでしょうか。
一方、韓国政府は今までと打って変わってボカシた批判と慰安婦問題に話題を変えた批判を展開。
苦しい立場を露呈した感があります。
では、なぜ表立って集団的自衛権を批判できないのでしょうか。
まずは簡単な理由から。
現在も北朝鮮と戦時中だから
長らく停戦状態が続いているので忘れがちですが、今もなお「いつ砲撃されてもおかしくない状態」が続いています。
最近では、北朝鮮が韓国領の「延坪島(ヨンピョンド)」へ砲撃し、死者4名・負傷者19名の惨事となったのが記憶に新しいですね。
今後、韓国と北朝鮮で朝鮮戦争が再発した場合、集団的自衛権により韓国の援軍として自衛隊が参戦する可能性もあるのですが、韓国政府が反対の立場を明言してしまうと援軍要請ができなくなるおそれがあります。
セウォル号沈没事故で既に「政府の立場により援助要請ができなくなる事」は実証済みですからね。
在韓米軍の撤退
上記の理由に関連していますが、2016年に在韓米軍の陸上部隊が撤退する予定のようです。
(正確には韓国軍への指揮権の委譲とそれに伴う人員削減)
そうなると、韓国の安全保障を考える上で北朝鮮が攻めてきた場合に「在韓米軍を援助」から「援軍(現状では米軍)が来るまで持ちこたえる」に役割がシフト。
その援軍として、より地理的に近い日本が来るなら韓国としてはありがたいですよね。
余談ですが、集団的自衛権に賛成の人の多くはいわゆる”嫌韓”だったりしますが、韓国を助ける可能性まで想定して賛成している人って案外少なそうですね。(笑)
韓国軍部がそろそろキレる!?
最近、中国の”属国化”しつつある韓国ですが、この現状を苦々しく思っているのが韓国軍です。
朝鮮戦争の時に多くの同胞が中国軍によって犠牲になったので、感情的に許せるわけはないですよね。
逆に韓国軍と自衛隊は比較的仲がよく、集団的自衛権の行使容認に最も賛成しているのは韓国軍ではないでしょうか。
こんな状況で韓国政府がここで批判をすれば、さすがにクーデターの一つでも起こしたくなる衝動には駆られそうですね。
いかがでしたでしょうか。
韓国としてもなかなか難しい状況ですね。
自業自得感はありますが・・・
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