Another Eye 〜トピック考察・解説〜

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集団的自衛権で政府が公明党と粘り強く交渉した本質的な狙いとは


現在も与党協議が続いていますが、自民党が提示している修正案でほぼ決まりそうですね。

約10回の与党協議を経てようやく決着した感がある集団的自衛権の行使容認ですが、自民・公明の双方から「連立離脱すべき」という声が出たものの、両党ともこれまでかなり粘り強く交渉しました。(まだ続いていますが…)

そこで、今回はこの「粘り強い」交渉について、特に政府・自民党側からみてどういう意図や狙いがあったかについて、考察したいと思います。

 

 公明党と粘り強く交渉した本質的な狙いとは

今回の自民・公明両党の交渉模様について、特に集団的自衛権の行使容認賛成派からはかなり歯痒さを感じる声が出ていました。

例えば、BLOGOS にも掲載されている西村眞悟氏のこの記事

議論を続けてやりたいのなら、穴に潜ってやれ!

と怒り心頭です。

この西村氏の記事には支持する旨のコメントを書かせて頂きましたし、心情的にはよく分かります。

一方で、今回の交渉の「粘り強さ」には、自民党と公明党で意味が違うのではないかと感じています。

 

公明党については、「与党維持」と「創価学会の支持」との調整がかなり難しかったのである種必然だった訳ですが、自民党に関しては今回の粘り強い議論にも意図や狙いがあるのではないかと。

では、自民党にどういう意図や狙いがあったかというと…

 

手綱を握るのはどちらか

これは、別に自民党と公明党の力比べという意味ではありません。

むしろ自民党が「公明党と創価学会の力比べ」を、あえて穿った見方で言えば観察していたのではないかと。

 

つまり、集団的自衛権の行使容認のような公明党+創価学会にとって賛成するのが難しい案件について、どこまで公明党がついてこれるのかを見極めていたようにも感じます。

「公明切り」を言うのは簡単ですが、今後憲法改正していく上で「公明の支持も」欲しい政府としては、ここで確かめておかないといけない事案だったことは間違えないですね。

 

もう一つ、創価学会の影響力が強いとなれば、自民党は公明党に対する「政教一致」カードを手にすることもできます。

数年前に創価学会のトップに対して証人喚問をするという話まで出たくらいなので、公明党としてはこのカードを使われるのは死活問題になります。

 

もう一つの狙い

上記の狙いより実はこちらが本命ですが、度重なる与党協議によって「議論し尽くした感」を演出したかったのではないかと。

今回の協議中、連日のように集団的自衛権について放送され、ニュースを見てる視聴者にとっては既に耳タコですからね。

 

結果的に、民主党や共産党から「集団的自衛権の行使容認に反対」の声が上がり始めましたが、国民としては「もう飽きた」「お腹いっぱい」という感じになってしまっています。

 

この手法(?)は別に突飛な方法ではなくて、ここ数年アメリカ議会では歳出削減を主張する共和党と増税を主張する民主党との間で意見がまとまらず「財政の崖」と呼ばれる騒動に発展しましたが、双方が「簡単に妥協した感」を出すことはできないため期限〇〇時間前とかで妥結して、「難しい交渉」を演出していました。

 

こちらの狙いについては、今後の世論が反対派にどこまで与するかによって成否が変わってきますが、少なくとも自民党のしたたかさを垣間見えたように思います。

(そういう意味では、先日のやじ騒動は自民党にとってイタかったですね。)

 


いかがでしたでしょうか。

穿った見方ではありますが、それが本ブログの売りと言うことで…(笑)

何かありましたら、コメント下さい。

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