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欧州中央銀行(ECB)が初のマイナス金利導入!過去の事例は?


欧州中央銀行(ECB)は、6月5日に開いた定例理事会でマイナス金利の導入を発表したと報じられました。

もちろん、中央銀行と銀行の間での話なので一般人の預金の金利がマイナスになるわけではなさそうですが、それでも「金利がマイナス」って変な感じがしますね。

(借金すればするほど、お金が手に入るって事なので…)

そこで、今回は「マイナス金利」について、過去に行われた事例を交えながら考察したいと思います。

 

欧州中央銀行(ECB)でマイナス金利導入

全ての銀行は、その国の中央銀行にいくらかの預金をしています。

今回は、その中央銀行に預けているお金にマイナスの金利が設定された事になります。

どういう意味があるかというと、金利がマイナスである為に銀行は中央銀行から預金を引き出してどこかに貸そうと努力するため、それにより資金を循環させて景気を良くしたり外貨の購入(=ユーロ安)を促すことができるという訳です。

 

で、この「マイナス金利」ですが、実際に行われた事例が2回あります。

 

スウェーデンのマイナス金利

世界初の「マイナス金利」の設定は2009年にスウェーデンで行われ、メディアで盛んに取り上げられました。

金利は-0.25%で、市場への資金流出を促す事が主な目的だったようです。

 

ただ、銀行側が中央銀行にある預金(超過準備)をほとんど引き出してしまっていたため、結果的にはあまり効果が出ず、14ヶ月で解除されました。

 

デンマークのマイナス金利

2012年にデンマークで「マイナス金利」が設定されました。

金利は-0.2%で、こちらはデンマークの通貨クローネの価格高騰を抑制するのが目的で、実は現在もマイナス金利が続いています。

 

デンマークのケースでは、マイナス金利によりクローネの価格安定に成功しており、2015年まで継続するのではないかといったエコノミストによる予想もされています。

 

ユーロの場合はどうなる?

上記の2例は、いずれも比較的小さな国での実施例でした。

今回は、ユーロ圏での実施となるため、もし何らかの経済的な悪影響があった場合、世界的な影響に発展する可能性もあります。

 

また、成功したデンマークは「自国通貨安」が目的だったのに対し、欧州中央銀行は「インフレ率の上昇」を目的としているため、成功するかどうかについては事例がなく「壮大な経済実験中」という事になります。

「金利がマイナス」という市場の基本に反する状態が長引けば、何らかの副作用が出てくる可能性もあるので、今後のユーロ経済に注視した方がよさそうですね。

 

いかがでしたでしょうか。

実は、日本でも2001年に世界初の量的緩和を実施していて、世界中から「壮大な経済実験中」と言われていたので他人の事は言えないかもしれませんが…(笑)

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