Another Eye 〜トピック考察・解説〜

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集団的自衛権に賛成?反対?双方の意見と問題の簡単な構造とは


最近話題となっている集団的自衛権の行使容認やグレーゾーン事態への対処について、左と右に別れて激しい議論が続いていますね。

ただ、一方でこういう事には全然関心がない人、難しすぎて分からない人も多いようで、国民的な議論かといえば「?」が付いてしまっている感もあります。

そこで、今回は集団的自衛権についての議論の本質や構造を出来るだけ簡単に伝えたいと思います。

 

集団的自衛権の行使容認への背景

5月15日に首相官邸で安倍首相が集団的自衛権の行使容認に向けて会見を行いました。

http://www.kantei.go.jp/jp/96_abe/statement/2014/0515kaiken.html (首相官邸公式ページ)

 

では、何故このタイミングで行使容認への働きかけを行っているかと言えば、当然「中国の拡大路線」が激しさを増してきた、実行を伴ってきたといった事が背景にあります。

 

賛成派の意見は?

行使容認に賛成する人たちの主な論拠としてまず挙げられるのが、「集団的自衛権も国連で各国に認められた権利の一つである」という点です。

世界のほとんどの国々では、「個別的自衛権」とか「集団的自衛権」といった区分すらしておらず、「集団的自衛権」を持って当たり前だという話ですね。

 

もう一つが、一般的な生活に当てはめて「友達が殴られているんなら、助ける為に一緒に反撃するのが当然」という心情に訴える(?)ものです。

 

ただ、前者については、「権利」であるなら「行使しないようにする権利」も当然持っていて、それが憲法レベルであっても問題ではないですし、後者に関しては殴られている友達が「強者」の場合、結果的に一緒になってイジメ(?)に加担することになりかねない訳です。

 

では、反対派は?

最も多く聞こえてくるのは「戦争ができる国にしたくない」という意見。

何となく不安に思っている人がよく出す意見で、一見まっとうそうですが、賛成派も戦争を避けるために行使容認すべきという考えなので、「行使に反対した方がなぜ戦争を避けられるか」という考えをセットで出さないと意味がありません。

 

もう一つ多いのが、「世界中に戦争をしに行く事になるのではないか」という意見。

この意見は一考に値します。

賛成派の人はよく「極論だ」と言った否定をしますが、自衛隊の活動に十分な柔軟性を持たせるとになるとあり得る話で「分が悪いから逃げているだけ」ととられても仕方がないでしょう。

現在の自衛隊のトップである安倍首相ももちろん否定していますが、次政権以降の考えや行動を縛ることはできませんからね。

 

で、結局はどうなの?

ここまで読まれた方は、集団的自衛権の行使容認に対して反対しているように思えるかもしれませんが、個人的には「消極的な賛成」という意見です。

理由はというと、中国の膨張は誰にも止められない「不可避な現象」で、どこかのタイミングで自衛隊の枷を外さなくてはならないからです。

 

中国の目的については以前この記事に記載しましたが、中国の膨張はもはや何らかの目的を持ったものというより自然現象に近いと思った方がいい状況です。

それは、南シナ海におけるベトナム船への意図的な衝突事件や、ベトナム漁船を沈没させた事件などで目に見える形で現れていて、今後も顕著に露骨になっていきます。

これに関しては、中国政府も軍部も内部の欲求不満を解消するために止めることはできない所まで来ていますね。

 

当然、日本に対しても何らかの被害や悪影響がでる可能性が将来的には極めて高く、今は容認されなかったとしても将来的に集団的自衛権を行使容認せざるを得なくなってしまいます。

特に、南シナ海は日本の管轄外ですが、資源の多くを輸入に頼っている状況であの海域の平和が脅かされるのは死活問題で、南シナ海を守るためには集団的自衛権の行使容認によって積極的に関与できる状況を作っておく必要があります。

まさに林先生の名言「いつやるの?・・・」っていう状況がピッタリですね。

 

但し、積極性が過ぎた場合、反対派の意見である「世界中に戦争をしに行く事になるのではないか」と言う懸念も出てくるので、結局は状況に応じて必要最小限の積極性を持つという事になります。

個人的には、現状よりはもう少し積極的に活動できるようになって、例えば南シナ海の安定に寄与したほうが世界の平和に繋がるという考えです。

 

今回の集団的自衛権について、いかがでしたでしょうか。

事実誤認など、何かお気付きの点がありましたらコメント下さい。

次回は、少し柔らかめのトピックにしようと思います。

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