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経済発展?軍事覇権?中国が目指していることと崩壊のシナリオ


最近の中国の不穏な動きには、不気味なものを感じますね。

例えば、ベトナム船への意図的な衝突事件とか、上海で開催されたアジア信頼醸成措置会議(CICA)でロシアに急接近した件とか…

そこで、今回は「中国が目指していること」について考察し、もし崩壊するならどういうシナリオが考えられるかについて述べたいと思います。

 

中国が目指していること

結論から先にいくと、「現行秩序の再構築」です。

この現行秩序を敷いたのは、もちろんアメリカですね。

 

では、中国が壊して作り直したい(=再構築)秩序とは、一体どういうものなのでしょうか。

 

地政学的な秩序

最近、頻繁に安倍首相が「武力による現状変更は認めない」と発言していますが、その東アジアにおけるその「現状」とは中国の言うところの第一列島線より更に内側を示します。

<第一列島線のイメージをYahooで>

台湾や南シナ海、尖閣諸島は、現在アメリカが認めた秩序の範囲で、中国はここを取るために再構築を狙っていることになります。

 

再構築をする為には、「武力による現状変更」をしなければならず、理由をでっち上げてでも領有権を主張していかなくてはなりません。

 

逆に日本の立場からみると、よく「尖閣諸島は歴史的にも日本のものだ」という主張がなされていて、主張自体はしなくてはなりませんが、何らかの形で強奪されて実効支配されてしまえば主張は意味をなさなくなります。

北方領土が良い例ですね。

 

もう一つの秩序 ~資本主義~

東アジアだけではなく全世界的にですが、欧米諸国により広められた資本主義という秩序。

厳密な言葉の定義の話はさておき、例えば「著作権の保護」や「通貨の自由な取引」など、現在の中国には受け入れられないルールが含まれます。

 

中国は、これもできれば再構築したいと思っていて、最近、独自の価値観を表明する事がたまに見られます。

チベットなどへの人権侵害などを知っている側からすれば、「まずはそっちを改善すれば」と思う程度の内容ですが…

 

ロシアとの共通点

さて、今までみてきた2つの秩序について、もう一つ苦慮している大国があります。

それがロシアですね。

 

ウクライナの件からも言えますが、数十年前はドイツのベルリンの壁から東側はロシアの支配下だったのに対し、現在はウクライナの東側を取るのにも、表立って主張できない状況にまで追い込まれています。

 

また、まっとうなビジネスが苦手なのも共通するところですね。

(ロシアは資源を売るだけで、中国はコピーや組み立てたものを売るだけ)

 

昨今の中露の接近も、こういう意味では当たり前の事だと納得できると思います。

(日本としては、できれば避けたかったというのは確かですが…)

 

中国崩壊のシナリオ

では、こういう野望をもつ中国がもし崩壊するなら、どういうシナリオが考えられるでしょうか。

 

まず、考えられるのが「外部崩壊」。

どこかの段階で、日本を含むアメリカ陣営と武力抗争から戦争に発展し、アメリカ軍を中心に北京を制圧。

ただ、これは可能性が限りなくゼロに等しいですね。

 

理由は簡単で、中国が核を持っているから。

もし、このシナリオになれば地球規模での崩壊の方が正しいかもしれません。

(中国も崩壊しているので、外部崩壊って事にはなりますが…)

 

次に、考えられるのが「内部崩壊」。

「中国の最大の敵は中国」と言われるほど、武力による皇位の交代を歴史的に繰り返してきた中国で、経済格差や資源不足により国民(人民?)の不満が爆発して政府を制圧するクーデターに発展。

これについては、タイのクーデターのように軍がどちらに付くかが鍵ですが、クーデター側に付くことは考えにくいですね。

実は、中国は軍事費より多額の費用を内部の治安維持費に割いているので、中国を覆すクーデターを起こすのは容易ではありません。

 

開けてしまったパンドラの箱?

外部崩壊、内部崩壊の両シナリオとも、実現の可能性は小さそうですが、最近発生したウイグル自治区でのテロ事件で、パンドラの箱を開けてしまったかもしれません。

ウイグル自治区はイスラム教の信者が多数いる地域で、「人民武警の町」と揶揄されるほど厳重な警備を敷いていたにも関わらず爆破テロを許してしまった事から、中国政府はかなり焦っているようです。

 

これを契機にイスラム過激派と中国による争いが激化し、テロにより中国国内の治安が乱れる可能性がありますね。

 

「中国が目指していること」について、いかがだったでしょうか。

意見があればコメントをお願いします。

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